リノベーションのメリットとデメリットについて理解しましょう。

どんなことにもメリットとデメリットがあるもの。
それはリノベーションも同じことです。
今回はリノベーションにおけるメリットとデメリットを見ていきましょう。

まずメリットからご説明します。リノベーション最大のメリットは何といっても自由度が高いことでしょう。リフォームと違ってリノベーションでは暮らしの機能向上を目指し、場合によっては骨組みまで家を戻すこともありますので、自由度はかなり高いです。ホームシアターを作りたい、もっとリビングを大きくしたい、パーティーが出来るような大きな部屋が欲しい、こだわりの内装で他の物件と差別化を図りたいなど。自分の思い描いた理想を叶えてくれます。

このことから、物件の選択肢が増えるのもメリットですね。自分の思い描いた住まいを手に入れたい場合、どうしても中古マンションや建売は対象外となることが多め。こだわりが強ければ強いほど選択肢の幅は狭まるでしょう。しかし、リノベーションを前提とするなら現在の内装などは大きく影響しません。条件が自分に合っていなかったとしても作り直してしまうのですから、そこまで気を遣う必要はないでしょう。

そのため、立地や周辺環境などの条件から物件を選ぶことも可能となります。住宅の量は限られていますからね。選択肢が増えるのは喜ばしいことでしょう。それでいて、新築よりもコストは安く済むことが多いです。具体的にどの程度とは言えませんが、中古からのリノベーションは新築に対して20〜30%ほど安いと言われています。

次にデメリットです。デメリットとしては、購入から引き渡しまでの時間が長くなることが有名ですね。一般的なマンションなどの場合、購入してから引き渡し、そして入居が基本となります。しかし、リノベーションだと引き渡し前に設計や施工などの作業が加わるため、どうしても住むまで時間がかかってしまいます。特にこだわりが強いと打ち合わせに時間がかかることも考えられるでしょう。また、リノベーションには住宅ローンが使用できないことから、ローンの金利が高くなる可能性もあります。これらの点には気を付けましょう。